福岡で働く女性のキャリア作りをサポートしているBIZステージです。

 

 今回はロート製薬が『 副業を認める 』制度を導入したニュースを通して、『 これからの働き方は、自分で考え、自分で作っていく時代 』になっていくということをお伝えしたいと思います。

 

 大企業や国が「副業」を認めはじめている!

 

今年ロート製薬は『 副業を認める 』制度を導入しました。
新CI「NEVER SAY NEVER」制定
具体的にどんな制度かというと、以下の「社外チャレンジワーク制度」「社内ダブルジョブ制度」の2つがあります。

 

① 社内チャレンジワーク制度
土・日・祝・終業後に収入を伴った仕事に就業すること、つまり副業(複業)を認める制度

 

② 社内ダブルジョブ制度
一つの部署にとどまらず、複数の部門・部署を担当できる制度

 

 ロート製薬としては、会社の枠を超えて、自社の中では身につけられない技能や人脈を身につけ、さらに自分のビジネスを持つことで自立心も育ててもらい、ロート製薬に貢献してもらう目的で導入したのです。

 

今までの日本企業は、副業に対して「本業がおろそかになる」「副業で問題を起こすと会社の評判を落としかねない」といったネガティブな側面ばかりをみていましたが、一部上場企業のロート製薬が「副業」のポジティブな側面を重視し制度を導入したことは、他の企業にも大きな影響を与えるでしょう。

 

ロート製薬以外にも、日本IBMや東芝、日立製作所なども「副業」を認めており、企業の「副業」に対しての捉え方がこれからどんどん変化してくると考えられます。

 

さらに最近では国が副業を推進しているんです!

 

以下をお読みください。

 

政府は11日夕、首相官邸で経済財政諮問会議(議長・安倍晋三首相)を開いた。
民間議員は、国内総生産(GDP)600兆円目標への底上げ策の1つとして、会社員の副業を促進するよう提言した。
高技能や意欲のある社員が副業に取り組み、働き手不足の一助とする狙い。
副業を妨げている雇用保険の在り方の見直しに向けたガイドライン(指針)策定などを要請した。
(2016年3月11日 日本経済新聞)

 

このように国が、これからどんどん後押すれば、大企業だけではなく中小企業でも「副業」を認める動きが出てくると予想できます。

 

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「働き方」は自分自身で考え、自分自身でつくる

 

これまで、私たちは大きく捉えると2つの働き方が主流でした。

 

正社員で同じ会社でずっと働き続けるという働き方か、派遣社員や契約社員、アルバイトという短期的な働き方で、どちらかといえば企業が主体の働き方。

 

しかし、本業以外での仕事(キャリア)を持てる「副業」が認められる働き方は、より個人が主体性を発揮しやすい働き方になるといえます。

 

本業を持ったまま別な仕事ができれば、生活費の心配をあまりせずに、自分の得意なこと、興味があることをビジネスとしてチャレンジできる環境を手に入れられるのです。

 

表現を変えれば、『自分の夢を小さく始められるチャンス』『自分の生きがいを感じられる仕事を探せるチャンス』を掴みやすくなります。

 

今の時代、仕事を辞めて起業するとか、フリーランスになろうとするのはリスクが高すぎます。
だから、本業を持ったまま副業できることは、経済面のリスクを抑えて自分が興味あることや得意なことでのキャリアづくりができることに、つながります。

 

そして、副業としてもうひとつのキャリアをつくることで、本業以外での知識・技術、人脈を持つことができ、新しい発想や刺激を受け、本業にも良い影響を出せる相乗効果が狙えます。

 

このように、これからの「働き方」は個人が主体性をもって、自分で考え、自分でつくっていくものになっていきますので、この機会に、これからのキャリアプランや働き方について考えてみてはいかがでしょうか?

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BIZステージでは、気軽に女性の『キャリアづくり』や『働き方』について話せる場をこれから、開催していきたいと思っていますので、ぜひ楽しみになさってくださいね。